気が向いたので丸ノコ編だ。指なんか簡単に落としちゃう危険な機械だからね気をつけて使いましょう。
知らないとケガをする!電動丸のこの使い方
日曜大工で電動丸のこを安全に使用する為の注意点
furukawa111
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電動丸のこの使用には危険を伴います。
安全に使用する為のポイントを紹介します。
how to use circular saw safely plus long straight cuts in plywood sheets
丸ノコは、使ったことのある人しか知らない危険な挙動をすることがあります。以下「ほねだいくの木工日記さん」に良い記述があったので引用しておきます。
丸ノコのキックバックは怖いです 集中している時は未だいいですが心身が疲れていると大怪我のもとになります 何故起きるかなど説明は取り扱い説明書にも見られません 私なりに考えた原理をまとめてみました 専門書にはきっと載っているんでしょうが 転載・活用していただければ大歓迎です
正常に切削している時の側面図です
刃の深さを材からわずかに出るようにしているときです
刃は図のように回転し、鋸には下向きの力が作用し 安定します チップの先端が材を切削している限り 手前に戻ろうとする力は大きくなりません
上から見た図です 刃の前半分が完全に切削されていない材に支えられ 方向が安定し まっすぐ進むと同時に キックバックしない保障になります
刃を出しすぎたときの側面図です
この危険は裏に刃が出ていることではありません
刃の前方部分で材が完全に切れていない部分(濃茶色)の幅が狭い事が危険です このため刃の方向が安定しなくなります
この時の上からの図です前方での支えが少ないため刃が斜めになり易くなります すると刃の後方部分の側面が切り離された材の切断面に当たります 面同士の接触で強い摩擦がかかります 操作者は刃が浮き上がろうとする力を感じます 造作用など 薄い刃で刃の剛性が弱いと刃がたわんで同様の危険が大きくなります 刃が磨耗して切削抵抗が大きくなっても危険が大きくなります 丸ノコそのものの剛性が不足して刃が傾斜・振動しても同じことが起きます 安価な不良品には要注意です
同様の現象は材の反りでも起きます SPFなど柔らかい材ではおきにくいですがアマチュアが急に硬い木材を切るときは要注意です 木材は切り離された瞬間に反ろうとします その結果上の図の状況がおきます
この力に負けると丸鋸は切削面から離れます すると後方の接触面の抵抗はさらに大きくなります丸ノコは後方に下がりつつ浮き上がろうとします 操作者は前に押す力はかけていますが浮き上がりに抵抗する力は余りかけておらず とっさの浮き上がりには対応できない時があります
丸ノコが切削面から浮いてしまうとチップが材の表面にかかり 高速で後方に走り始めます これがキックバックです
後方に反対の手や足があれば大怪我をします 私が診療したキックバックの怪我は 夕方疲れて 納期に追われた大工さんがつい不安定な材のおき方をし 身体や脚で材を支えながら状況で起きています
予防は
① 安定した台に置くこと ②切削能力ぎりぎりの厚い材木は避ける 特に硬い未乾燥の材は避ける
③しっかりしたベースプレート(スチールよりアルミ)を選択し 丸ノコのブレを防ぐ④チップ数の多い薄い刃はたわみ易く側面接触を起こし易いので慣れるまでは避ける⑤常に直線切り治具を使い、刃のブレを防ぐ⑥刃の後方に反対の手や身体は絶対に置かない
などが重要と思います
丸ノコの使用説明書は本当に簡単なものでキックバックの説明も何もありません 刃の安全カバー・LEDライトなど工夫されていますが キックバックの予防の普及も是非ご検討ください
原理的には、この通りなのだと思います。一番大事なのは切断材が水平を保ち刃面に接触しないことです。なので、
刃の垂直確認が必要です。
刃の出具合の確認が必要です。
常に刃の回転は最大回転を維持し最大の切る力で切削します。
刃の回転が落ちてくると何らかの異常ですので、すぐに刃を止めてください。
水平な作業台と切り落とし側の開放が必要です。
切り落とし側が長尺になる場合は、必ず、保持台が必要になります。
切断材が刃面に垂直を保てないことが刃がとまる原因になります。
刃を出し過ぎると接触面が広くなるのも刃がとまる原因になります。
これらを排除できない環境で切断作業をしてはいけません。