ラベル ソニー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ソニー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017/01/16

2017 Eマウントレンズ - 極私的ベストバイ

もともとAマウント使いだったので、まだレンズの揃わなFEマウントなど全く使う気がなかったのですが、マウントアダプタを使うとMマウントのレンズが使えるということで使い始めました。MマウントのBiogon が使いたかったのですが、さすがに周辺の解像が出来ないのには少々がっかりしましたが、このカメラこそはユニバーサルマウントなのだと確信しました。ミラーレス専用以外のほとんどのレンズが使えてしまうのです。ということで、ほとんど使っていなかった35mm版、いわゆる、フルサイズが現在のメインフォーマットになったというわけです。FEマウントが出ていなかったらそのようなことはなかったでしょう。

まぁ、カメラ使いにしかわからないかもしれませんが、ひとつのカメラで他社のレンズが自在に使えるということは素晴らしいことなのです。

というのもつかの間、レンズが揃ってしまいましたねぇ・・・何不自由ない状態です。ということで、ほかのマウントのレンズを使うことは極端に少なくなってしまいました。ということで、FEマウントのベストバイです。 

最近は、ライブの撮影が多く、解像感などほとんど気にしませんので、以前ほど解像に関しては評価していませんというより、カメラが1,200万画素しかありませんので評価のしようもありません。ぶっちゃけ1,200万画素なら今あるレンズは全て優秀ということになります。同じシリーズに4,200万画素の機体もありますが、全く興味がありません。でも、解像感などをテストするならそれが要ります。その点も考慮に入れて評価しました。


 

batis225_product
Batis 2/25
焦点距離25 mm
絞り値f/2 – f/22
最短撮影距離0,2 m (7.9 ″) – ∞
レンズ構成10/8
画角:対角/水平/垂直82° / 72° / 51°
最短撮影距離における撮影範囲124 x 187 mm (4.9 x 7.4″)
フィルター径M67 x 0,75
サイズ(レンズキャップ含む)92 mm (3.6″)
ピントリング最大径78 mm (3.1″)
重量335 g (0.74 lbs)
レンズマウントE-Mount 
YODOBASHI価格¥149,710

個人的にはどうと言うことはないレンズです。普通によく映ります。レンズ形式はディスタゴン。うーん、それ以上書くことはないです。MマウントのBiogon2.8/25 だと書きたいことはたくさんあるのですが・・・コントラストの色気がめちゃ強烈なのです。

 でも、ズームを使うよりはうんといい絵になりますし、35mm版で使う意味があります。

 

loxia235_product
Loxia 2/35
焦点距離35 mm
絞り値f/2.0 – f/22
最短撮影距離0,30 m (11.81‘‘) – ∞
レンズ構成9 / 6
画角:対角/水平/垂直63,02° / 54,06° / 37,57°
最短撮影距離における撮影範囲210,2 mm x 139,4 mm (8.28‘‘ x 5.49‘‘)
フィルター径M52 x 0.75
サイズ(レンズキャップ含む)66,0 mm (2,60‘‘)
ピントリング最大径62,1 m (2.44‘‘)
重量340 g
レンズマウントE-Mount
YODOBASHI価格:¥139,860

 正直、このレンズのためにEマウントを使いはじめたのです。当初はMマウントのBiogon2/35を使っていました。周辺の像の流れが酷い。中央以外のかなりの部分にまで影響が出ていました。それでもなお使う価値のあるレンズでしたが、このレンズが登場したからにはBiogon2/35を使う理由は無くなりました。

 上記問題をほとんど気にならないレベルにまでさげてあります。この形式のレンズはもとより周辺光量の不足が問題なのですが、それも補正されています。光学だけで完璧な歪曲補正を成し遂げた、比べるもののない唯一無二のレンズです。

 

SEL55F18Z
Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
型名SEL55F18Z
レンズマウントソニー Eマウント
対応撮像画面サイズ●35mmフルサイズ
焦点距離(mm)55
焦点距離イメージ(mm) 82.5
レンズ構成 (群-枚)5-7
画角 (APS-C)29
画角 (35mm判)43
開放絞り (F値)1.8
最小絞り (F値)22
絞り羽根 (枚)9
円形絞り○
最短撮影距離 (m)0.5
最大撮影倍率 (倍)0.14
フィルター径 (mm)49
ADI調光対応-
手ブレ補正-
手ブレ補正段数-
テレコンバーター (1.4x)-
テレコンバーター (2.0x)-
フードタイプ花形バヨネット式
外形寸法 最大径x長さ (mm)64.4 x 70.5
質量 約 (g)281
希望小売価格99,000円+税

 ソニーツアイスです。良いレンズです。解像感が素晴らしい。ボケ味もそこそこきれいです。惜しむらくは・・・解像感が高すぎます。開放はもちっとゆるいほうが良かったのではと思います。ソフトな表現をしたい場合はほかのレンズを使ったほうが良いかもね。この領域ではありがちな話です。そんな表現はしないよという人はその限りではないが、ぼくは、人物を撮ることが多いので普通にあることです。

 

batis1885_product
Batis 1.8/85
焦点距離85 mm
絞り値f/1.8 – f/22
最短撮影距離0,80 m (2.6 ft) – ∞
レンズ構成11/8
画角:対角/水平/垂直29° / 24° / 16°
最短撮影距離における撮影範囲189 x 283 mm (7.4 x 11.1″)
フィルター径M67 x 0,75
サイズ(レンズキャップ含む)105 mm (4.1″)
重量475 g (1.0 lbs)
レンズマウントE-Mount 
YODOBASHI価格:¥144,160

 じつは、そんなに期待していなかったのです。今や、もう手放せません。ソニーからももっと解像感の高いGMレンズが出ましたが、そいつは次点です。85mmなりの大きさはあります。でも軽い。おまけに手ブレ補正がついている。このふたつの利点は動画撮影で威力を発揮します。

 スチル撮影でもスキのない良い描写をします。

 いやぁ・・・描写と使い勝手のバランスは完璧でしょう。お勧めの5本の中でも筆頭に挙げたいものです。

 

SAL135F28
135mm F2.8 [T4.5] STF
対応撮像画面サイズ35mmフルサイズ
焦点距離イメージ(mm) 202.5mm
レンズ構成 (群-枚)6群8枚(APDエレメント1群2枚含む)
画角 (APS-C) 12゚
画角 (35mm判)18゚
最小絞り (F値)31[T32]
絞り羽根 (枚)自動絞り9枚手動絞り10枚
最短撮影距離 (m)0.87m
最大撮影倍率 (倍)0.25倍
フィルター径 (mm)72mm
ADI調光対応×
テレコンバーター (1.4x)○(マニュアルのみ)
テレコンバーター (2.0x)○(マニュアルのみ)
フードタイプバヨネット式
外形寸法 最大径x長さ (mm)80mm×99mm
質量 約 (g)約730g
希望小売価格175,000円+税

 これは、一眼タイプのAマウント用です。このレンズを使わないのならソニーのカメラを使う理由がないというくらいの特別なレンズです。

 このレンズは周辺部を綺麗にぼかすためのフィルタが仕込まれています。なので F2.8のところ光量が T4.5 まで落ち込んでいるのです。なので開放でも暗いのが難点です。ライブなどでは、非常に使いにくいです。高感度に強い α7s をもってしても使いにくいです。

 おまけにAFではありません。像がボケているので合焦点が捕捉できないからです。

 それを押してもそろえたいレンズです。背景をぼかすだけならもっとF値の小さなもののほうがボケます。完全に溶かして何が背景にあるのかわからい位にまでぼかしてしまいます。このレンズは、背景は写っているものの輪郭をしっかりとらえながらーーそこが肝心ーー完璧なグラデーションでぼかします。そんなレンズはほかにありません。唯一無二です。

 

SEL2870
FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS
型名SEL2870
レンズマウントソニー Eマウント
対応撮像画面サイズ●35mmフルサイズ
焦点距離(mm)28-70
焦点距離イメージ(mm) 42-105
レンズ構成 (群-枚)8-9
画角 (APS-C)54°-23°
画角 (35mm判)75°-34°
開放絞り (F値)3.5-5.6
最小絞り (F値)22-36
絞り羽根 (枚)7
円形絞り○
最短撮影距離 (m)0.3-0.45
最大撮影倍率 (倍)0.19
フィルター径 (mm)55
手ブレ補正レンズ内手ブレ補正方式
テレコンバーター (1.4x)-
テレコンバーター (2.0x)-
フードタイプ花形バヨネット式
外形寸法 最大径x長さ (mm)72.5 x 83
質量 約 (g)295
希望小売価格59,000円+税

 キットズームです。悪くないレンズですのでキットで買って使いましょう。上記、単焦点が数本あれば、ズームは基本使わないと思います。


 以下、次点5本

SEL70200GM
FE 70-200mm F2.8 GM OSS
型名SEL70200GM
レンズマウントソニー Eマウント
対応撮像画面サイズ●35mmフルサイズ
焦点距離(mm)70-200
焦点距離イメージ(mm) 105-300
レンズ構成 (群-枚)18-23
画角 (APS-C) 23°-8°
画角 (35mm判)34゚-12゚30'
開放絞り (F値)2.8
最小絞り (F値)22
絞り羽根 (枚)11
円形絞り○
最短撮影距離 (m)0.96
最大撮影倍率 (倍)0.25
フィルター径 (mm)77
手ブレ補正レンズ内手ブレ補正方式
テレコンバーター (1.4x)SEL14TC
テレコンバーター (2.0x)SEL20TC
フードタイプ花形バヨネット式
外形寸法 最大径x長さ (mm)88 x 200
質量 約 (g)1480 (三脚座別)
希望小売価格330,000円+税

 このレンジは、これと同じ焦点距離のF4通しのものしかありません。F4通しとこれとは選択に迷いが出ますが、描写だけを考えるとやはり高いだけのことはあります。個人的には動画では使えないのが痛い。でもこの領域は単焦点では如何ともしがたい部分があるのでズームを使います。使うなら覚悟を決めてでかくて重い方を選択します。一脚、もしくは三脚は必須です。

 

SEL2470GM
FE 24-70mm F2.8 GM
型名SEL2470GM
レンズマウントソニー Eマウント
対応撮像画面サイズ●35mmフルサイズ
焦点距離(mm)24-70
焦点距離イメージ(mm) 36-105
レンズ構成 (群-枚)13-18
画角 (APS-C) 61°-23°
画角 (35mm判)84°-34°
開放絞り (F値)2.8
最小絞り (F値)22
絞り羽根 (枚)9
円形絞り○
最短撮影距離 (m)0.38
最大撮影倍率 (倍)0.24
フィルター径 (mm)82
手ブレ補正- (ボディ側対応)
テレコンバーター (1.4x)非対応
テレコンバーター (2.0x)非対応
フードタイプ花形バヨネット式
外形寸法 最大径x長さ (mm)87.6 x 136
質量 約 (g)886
希望小売価格278,000円+税

 各社、看板レンズになるものです。最新のレンズだけあってその描写は群を抜いているのではと思うけれど、各社しのぎを削っているレンジなので普通の目で見ると誤差の範囲でしょう。解像感に関しては単焦点のF2.8に絞った描写を凌ぐでしょう。確かに良い。でも、F2.8までの描写にすぎません。非常に厳しい描写です。背景もボケますが単焦点には及ぶはずもありません。

 レンジでいうと24mm、28mm、35㎜、50mm、70mmですから5本分です。便利といえば確かに便利。27万で5本買えると思えば安上りではあります。でも、上記、5本を持ち出すことなどないでしょう。せいぜい3本、ふつう2本ではないでしょうか?27万は、単焦点が2、3本買える値段でもあります。

 あと、重くてデカいです。なかなか許容範囲に入らないサイズと重量です。撮影時の負担は単焦点のほうがはるかに軽いです。輸送時は逆転するかもしれんけどね。

 上記のようなことがあるので、手放しでお勧めするわけにはいかないと思います。単焦点はどうしても使いにくいということであれば、ベストの選択であることは間違いがありません。

 

SEL50M28
FE 50mm F2.8 Macro
型名SEL50M28
レンズマウントソニー Eマウント
対応撮像画面サイズ●35mmフルサイズ
焦点距離(mm)50
焦点距離イメージ(mm) 75
レンズ構成 (群-枚)7-8
画角 (APS-C)32°
画角 (35mm判)47゚
開放絞り (F値)2.8
最小絞り (F値)16
絞り羽根 (枚)7
円形絞り○
最短撮影距離 (m)0.16
最大撮影倍率 (倍)1
フィルター径 (mm)55
手ブレ補正- (ボディ側対応)
テレコンバーター (1.4x)非対応
テレコンバーター (2.0x)非対応
フードタイプ-
外形寸法 最大径x長さ (mm)70.8 x 71
質量 約 (g)236
希望小売価格68,000円+税

 便利マクロです。画角も使いやすいのでマクロを買うなら最初に手に取りたい。解像に関しては、FE55/1.8のほうがかなり上です。でも、これはマクロです。解像の全体的なバランスはさすがにマクロだと思うでしょう。スナップなどで背景までしっかり描き込む人はこちらを選んだ方が幸せになると思います。財布にも優しいし。

 

SEL85F14GM
FE 85mm F1.4 GM
型名SEL85F14GM
レンズマウントソニー Eマウント
対応撮像画面サイズ●35mmフルサイズ
焦点距離(mm)85
焦点距離イメージ(mm) 127.5
レンズ構成 (群-枚)8-11
画角 (APS-C)  19°
画角 (35mm判)29°
開放絞り (F値)1.4
最小絞り (F値)16
絞り羽根 (枚)11
円形絞り○
最短撮影距離 (m)AF 0.85, MF 0.8
最大撮影倍率 (倍)0.12
フィルター径 (mm)77
手ブレ補正- (ボディ側対応)
テレコンバーター (1.4x)非対応
テレコンバーター (2.0x)非対応
フードタイプ丸形バヨネット式
外形寸法 最大径x長さ (mm)89.5 x 107.5
質量 約 (g) 820
希望小売価格225,000円+税

 Batis をあれだけ持ち上げながらこれも選ぶのかと言ところですが、これもでかく重いなりのことはあります。素晴らしいです。デカくて重いことが許せる人はこちらを選ぶことをお勧めします。

 

SEL90M28G
FE 90mm F2.8 Macro G OSS
型名 SEL90M28G
レンズマウント ソニー Eマウント
対応撮像画面サイズ ●35mmフルサイズ
焦点距離(mm) 90
焦点距離イメージ(mm)  135
レンズ構成 (群-枚)11-15
画角 (APS-C)  17°
画角 (35mm判)  27°
開放絞り (F値) 2.8
最小絞り (F値) 22
絞り羽根 (枚) 9
円形絞り ○
最短撮影距離 (m) 0.28
最大撮影倍率 (倍) 1.0
フィルター径 (mm) 62
ADI調光対応 -
手ブレ補正 レンズ内手ブレ補正方式
手ブレ補正段数 -
テレコンバーター (1.4x) -
テレコンバーター (2.0x) -
フードタイプ 丸形バヨネット式
外形寸法 最大径x長さ (mm) 79 x 130.5
質量 約 (g) 602
希望小売価格148,000円+税

 ミノルタのころからAマウントのマクロは定評がありました。曰くボケ味が素晴らしいとのことです。

 そういう意味では、Aマウントの伝統をぶっ壊すマクロです。ピント面の解像は凄まじいものです。鬼のような描写、従来の伝統の影は微塵もありません。ぼくはマクロはこうあるべきだと思っています。

 今後、このレンズを使うためにEマウントを使うのだという人が出てきてもおかしくないと思います。ただ、ぼく個人的にはその領域はマイクロフォーサーズのズイコーを使いますので次点にしました。

2016/10/28

FEマウント ZEISS ラインナップ

 2013年末登場以来、ほぼ3年。その間ソニーは本当に良くやったと思う。APS-C、NEX用のマウントに35mmセンサをムリクリぶち込みFEシリーズを投入しレンズがないことを揶揄されてきたが、今や、主要焦点域の35mm3本、50mm3本。そして全体で11本ののツアイスレンズを持つことになってしまった。そこにソニーブランドの単焦点も加わる。望遠域を除いてほぼフルラインナップ選びきれないほどの充実ぶりだ。たった3年でだ!驚くべきことだと思う。商品企画者の頑張りには拍手喝采を送りたい。ツアイスの強力な後押しも賞賛したい。

 ぼくもさすがに全部そろえるというわけにも行かないので持っているものだけでもコメントをつけておきたいと思う。赤字のものが使っているものだ。

 ぼくは、広角を使うのが上手くない。超広角としても24mmが限度だ。

1

zeiss-batis-2818-lens-slider-01zeiss-batis-2818-lens-slider-02

Batis 2.8/18 Distagon

I have No comment.

2

loxia2821_slider_01loxia2821_slider_02

Loxia 2.8/21 Distagon

I have No comment.

3

batis225_slider_01batis225_slider_02

Batis 2/25 Distagon

 実はあまり使い込んでいない。使う場面が至近撮影のライブハウスだということが大きい。至近で画面いっぱい使うと両端がひどく歪むのだ。特にピアノは女の子が多いので歪ませたくないのだ。でも、あと補正がよく効いているのだろうと思うが歪曲も少ないと思う。超広角のデフォルメを効かせたいとき、バンド全景を撮るときに使用しているだけなのであまりコメントすることがない。惜しむらくは、あの ビオゴンT* 2,8/25 ZM の強烈に濃いコントラストは持ち合わせていない全くの別物だ。下の作例は何かいじったのかコントラストが異常に低い。ぼくは基本現像はしないので作例全てカメラから出したまま。

4

distagontfe1435za

y_SEL35F14Z_lenscomposition

Distagon T* FE 1,4/35 ZA  SEL35F14Z

 初物に店頭で触ってみたが、デカい重い・・・カメラに装着せずにそのまま展示デスクに戻してしまった。

5

sonnartfe2835za_product

y_SEL35F28Z_comosition

Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z

 初期の頃、少し使っていた時期はあるがよく映るレンズだ。でも、何か語りたくなるかというと普通のレンズなのであまりないというのが本音のところだ。

6

zeiss-loxia-235-lens-slider-01zeiss-loxia-235-lens-slider-02

Loxia 2/35 Biogon

 このレンズは、基本Mマウントのキャリーオーバー品だと思うが、Mマウントでの周辺像の劣化は大幅に抑えられている。周辺の光量不足は補正されているのかあまり目立たない。Biogonといえば無歪みだが周辺光量落ちは仕方ないという扱いだったがもはや昔の話しだ。

140124a-thumb-720x480-257029d4ed23f59969ea183ae94a368f8da05

 逆もまた言えるんだけどね。Distagonでも歪みは本当に少なくなった。デジタル補正の恩恵だろう。35mmという広角の画角を持ちながら、50mmの様に歪みを気にせず使えるレンズだということを訴えておきたい。ちょっと前まではそんなレンズは無かった。ぼくがBiogonを愛する理由だ。ぼくはこのレンズの写りが一番好きだ。ただ、これも惜しむらくはBiogonで撮ったということがひと目でわかるということではない。懐かしむためにMマウント版のBiogonを買い戻そうかと悩み中なのだ。

 

7

planartfe1450za_product

y_SEL50F14Z_lenscomposition

Planar T* FE 1,4/50mm ZA SEL50F14Z

 デカくて重くて使う気がしない。50mm標準などそこそこ写れば良いのである。 店頭で見かけるが未だ触ったこともない。

8

 zeiss-loxia-250-lens-slider-01zeiss-loxia-250-lens-slider-02

Loxia 2/50 Planar

 これは伝統的なダブルガウスのプラナー。左右対称型である。BiogonといいPlanarと言い左右対称型であれば良いのかという批判は甘んじて受ける。良いのだ。美しいではないか?まぁ、一昔前は、50mmといえば全メーカーこの形式だったので誰にもなじみの深い写り方をする。開放は少しゆるい。少し絞ればピント面はエッジが際立ってくる。断ち切りおとす感じではない。背景のボケは比較的美しい。ただ、コントラストが高い背景を配するとグチャグチャになる。典型的な写りをするのでファインダーを覗く前に予測出来る感じだ。昨今は、開放からガチな解像を要求する評価が多い。困ったことだ。ぼくは、この開放の少し滲んだようなゆるさは必要なものだと思っている。あと加工せよという話しではないと思うんだよ。レンズの表現手段の一つだ。

 なにをとってもごく普通に使え、写る。これほど使いやすいレンズは無いと個人的には思う。まぁ、体に馴染んでいるだけだということも出来るかもしれない。安心して使える銘玉だと思う。

9

sonnartfe1855za_product

y_SEL55F18Z_comosition

Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z

 ツアイスとしては、評価の難しいレンズだ。開放からよく切れるのは最近のレンズ共通の性格だ。ただ、ツアイス風かというとちょっと首をひねりたい。このレンズがGの扱いであれば手放しで賞賛したのだろうと思う。線は細く上品だしツアイスのコントラストでなければ銘玉の扱いなのだろうと思う。ちょっと残念だが便利なので一本だけ持ち出すときはよく使う。取っ替え引っ替え使うときは、やはり他の玉との整合性をとるためにPlanarを持ち出すという感じだね。常に複数本持ち歩くので使用頻度はPlanarの方が高い。

10

zeiss-batis-1885-lens-slider-01zeiss-batis-1885-lens-slider-02

Batis 1.8/85 Sonnar

 ぼくが一番よく使うレンズだ。少しデカいが軽く軽快な印象を持たせるレンズだ。なかなか、大口径85mmでこの軽快感は出せない。1.8で写りは大丈夫かという心配は要らない。85mmだ。1.8でも充分にボケる。開放でピント面をソフトにしたいと言う遊びごころはない。開放から実用的な絵が撮れる。なによりもありがたいのは手ぶれ補正が効くことだ。85mmともなると手ぶれ補正が欲しくなるが、大口径で手ぶれ補正を持つレンズはあまりないというかぼくは知らない。手持ち動画でも効いてくれるというのがほんとにありがたいのだ。ただ動画用の手ぶれ補正ではないので、意図しない揺り戻しがあったりするのだが手ぶれブレブレよりははるかに見やすい絵が残せる。使用しているレンズのうち最もお勧めしたいのがこのレンズになる。

11

zeiss-loxia-2485-lens-slider-01zeiss-loxia-2485-lens-slider-02

Loxia 2.4/85 Sonnar

 しっかり写るのだろうとは思う。Mマウントの4/85よりは使えるのだろうと思う。でも、85mmF2.4ではよほど特徴的な魅力がないとちょっとなぁ・・・と思ってしまう。ぼくが期待しているのは、コシナのクラシックシリーズに残っている純正プラナーの移植が期待出来ないだろうかと言うことだ。これならソニー純正の85Gと被らない画質が期待出来る・・・ちょっと無理っぽい話だね・・・開放が緩いから受け入れられないか・・・Loxiaでさえ開放が緩いって言われる時代だからねぇ・・・・

planart1485_productslider_img2

2016/10/25

FourThirds? APS-C? 35mm? それが問題だ。カメラフォーマットのお話。

004l

image_circle_1 上記が撮像素子のサイズの比較だ。大事なことは、ここに丸いレンズの像を写すわけだから対角線が問題になる。ざっと、35mm版比で、マイクロフォーサーズは1/2、APS-Cは2/3になる。だから、画角が35mm比で2倍、1.5倍となるわけだ。35mm版の50mmに画角をあわそうとするとAPS-Cで35mm、マイクロフォーサーズでは25mmを使えばいいということになるし、同じ50mmレンズを使うとAPS-Cで75mm、マイクロフォーサーズでは100mmの画角になるということだ。同じレンズの絵を右のように切り出すだけなので絵が変わるわけがない。面積は35mmを1とするとAPS-Cは1/2、マイクロフォーサーズは1/4となる。これは画素数、解像感に大きく影響する。

35mmAPS-C

 同じマウントに35mmとAPS-Cの素子を搭載するとこんな感じだ。Eマウントは、35mm素子ギリギリのマウントだというのがよくわかる。

 ぼくは、35mm版とマイクロフォーサーズのカメラをメインとして使ってるのだけど、35mm版を使うわけは、ライブの暗い会場でハイスピードレンズを使ってボケ味を活かして被写体を浮き上がられたり、ピントが来すぎないようにしたいからなんだよね。一方、マイクロフォーサーズを使うわけは、ボケないピントの奥行きを確保したいがためなのだ。この特性はカメラの特性ではない。

 レンズの特性なんだ。下記のように同じサイズで撮るとしよう。35mm版は50mmレンズを使用するのに対し、マイクロフォーサーズでは25mmレンズを使うということなのだ。それ以上でも以下でもない。レンズは広角になればなるほど被写界深度は深くなる。どのフォーマットレンズの焦点距離の特性は同じなので、ただ、それだけのことなんだ。(実は、許容錯乱円の問題などもあるが、話題が難しいので省く)カメラの優劣は全く関係がない。同じ画角では35mm版は奥までくっきり写らないし、マイクロフォーサーズは簡単にボケない特性があるというだけのこと。

2014110218581139b

 双方、絞っても画質を維持しようとするとF16程度までくらいしか絞れないけれど、同じF値ではマイクロフォーサーズの方が圧倒的にピントの奥行きが深い。

 その中庸を行くのがAPS-Cということになるのだが、今後、一眼タイプのカメラはどんどん35mm版に移行するだろうし、APS-C版の新しいレンスの開発ペースはかなり落ちるだろうと思う。これを使うのならほかのフォーマットを使っても差が少ないので二刀流の意味はあまりないだろうと思う。使うのならAPS-C一刀流が良い。APS-CフォーマットメインのFUJIが非常に元気が良いし優秀だが、FUJIは、35mm版をすっ飛ばして中判カメラの2ラインナップで行くようだ。個人的にはちょっとやり過ぎだと思う。ペンタはAPS-C+35mmという選択をした。これはちょっと差がなさ過ぎなので疑問符がつくと思う。ソニーに関してもレンズ交換式に関しては同様なのだ。

 そういうことになるとオリンパスとパナソニックのマイクロフォーサーズ陣営がどうでるのかということが気にかかる。さすがに昨今の多画素化、高解像感、によって暗所で素子の大きさが35mm版の1/4の大きさしかないのはツラい。ノイズ、階調の表現力不足による一般的な表現の差はもう詰められないところまで来たのではないかと思う。そうなれは、早晩、多のフォーマットにも手を広げざるを得ないだろう。

 オリンパスとソニーの資本関係、パナソニックとライカ、ソニーは技術的な縁が深い。ということを考えるとm43システムとの画像の親和性からも35mm版を新たにラインナップするのだろうと思う。

 おそらく、オリンパスには撮像素子はもちろんカメラもソニーが供給するのではないかと思う。当然、Eマウントだ。ソニーのカメラでZUIKOのパキパキの絵が撮れる日も近いのかもしれない。たいへん喜ばしいことだ。

 パナソニックはライカにカメラを供給しているので、Mマウントに参入しライカとの相互技術交流というのも面白いと思う。しかし、商売のことを考えると全然違う商売をやってる者同士が補完し合うというのも良いかもしれない。ただ、この協業はライカにとってはメリットが多いがパナソニックに関してはどうなのだろうと思ってしまう。国内でこそライカの威光は大きな影響力を持つけどいかんせんパナのガタイに対してマーケットが小さすぎる。利益率は高くとも食わせていくのが大変だろう。そう考えると、人材的な縁も深いソニーのEマウント参入というものあり得ない選択ではないと思う。おまけにEマウントはオープン規格だし参入メーカーもどんどん増えている。そう考えると、以前からあちこちに書き散らかしてきたユニバーサルマウントの地位に、Eマウントがつくのではないかと思う。オリンパスは言うに及ばす、パナソニックも、今や、素晴らしい光学屋になっているので新市場参入に関しても何の心配もないだろうと思う。

 ぼくが、Aマウントがあるので使うつもりは全くなかった。35mmのEマウントを使うようになったのは、当然、そういう将来を夢想してのことだけど、その夢にかなり近づいてきているのではないかと思う。

 マイクロフォーサーズが良くないということではない。価格もこなれてきて世間的に大判のセンサーが好まれる傾向になるということだ。そもそものマイクロフォーサーズの目的が当時のデジカメの撮像素子の能力では大きな素子の能力を最大限に使うにはレンズを大きくする必要があるが、とてつもなくでかくする必要があるので素子の方を小型化しようということも狙いの一つだった。35mm比で4倍の大きさのレンズを用意したいがためのものだった。画質を求めたが故のことだ。今となっては素子の性能が上がったのでそこまでする必要はなくなり素子の小ささを利用して小型カメラをつくっている。それでも、望遠領域の使い勝手やマクロの領域での拡大率はともにマイクロフォーサーズが35mmを圧倒する。

 左が35mm版60マクロ等倍。右がマイクロフォーサーズ版60mm等倍=2倍。手持ちなので厳密な比較ではないが限界まで寄って撮影した。下段がリンク先が等倍図。等倍で見るとピント合ってないよね・・・でも、ここまで寄るとピントは1mmを切るだろう。息の出来ない世界なので、ぼくは嫌だ。でも、商用ブツ撮りやマクロというのはそういう世界だ。ファインダやモニタではムリだろうね。

170759_m 170760_m170761_m 170762_m

最後のを除いて説明の画像は画像はあちこちからお借りした。出典にリンクを張っておきましたが、お礼申し上げます。