うーん、α99の素子をフルサイズ裏面照射型の4240万画素「Exmor R」CMOSセンサーに載せ替え、手ぶれ補正も強化したものという感じだ。
AF方式だけが、こちらは疑似ミラーがあるので違うという感じか?
では、AFを見てみよう。
AFポイントがほぼ全面を占めている。これは35mm版としては異例のことだ。
α99の測距システムは右の斜めに配置された+の疑似透光ミラーから上の+にある測距センサーに導かれている。これで測距するのが、
下図の青色の部分だ。白黒の背面の四角が右端の受光素子の像面位相差の測距点。普通の眼レフはミラーが邪魔して右端の受光素子で測距することが出来ない。これはAマウントカメラの大きなアドバンテージとなる。
従来のA99と同じ方式だが背景にある像面位相差の検出ポイントが飛躍的に増えエリアを広げている点が違う。
旧来のものは以下の通り。
従来のフォーカスエリアはこんなに狭かった。残念ながらぼくの被写体はそんなところにはいない。
だだ、このAFエリアの狭さは各社共通のフルサイズ機の弱点だ。なぜこれだけ狭いのか?APS-Cと測距センサを共用しているためなのか、フルサイズレンズの周辺部がピント合わせの精度を出せないのか理由はその2つだと思うがどちらかは知らない。
ただ、A99の強みはミラーが透光ミラーだという点だ。ミラーを通った光を使い像面のセンサで測距できるのだ。これは眼レフでは出来ない芸当だ。
キヤノンやニコンの最新のカメラの測距点は以下の通りとなる。
ちなみに像面位相差とコントラストを併用するミラーレスA7Rでは以下のようなものとなる。
今、ミラーレスで圧倒的なAF性能を誇るA6300のものは以下の通りだ。これは35mm版をトリミングしただけではなさそうで異様なほどの追従性を示す。いずれ35mm版の素子にも搭載されるだろうけれどそのときは35mm版のレンズの玉の重さがネックになるだろう。
AFに関してはこんなところだ。
ただ、この機能は、どんなに良くても、ぼくにとっては宝の持ち腐れだ。
だって、AF使わないんだもの。
つづく・・・
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