今年は、敗戦七〇年ということで、毎年8月を戦中の学習期間においているのだけれど、通年とおして振り返ってみたいと思う。それに関連して共産圏の学習も総ざらえしてみようと考えている。
ぼく自身は、何度も書いているように、資本主義経済には否定的で可能な限り早い段階で次の経済システムの確立が必要だと考えている。
理由はひとつだ。今後加速度的にあらゆる資源が稀少化するということだ。これをいつまでも金にものを言わせて解決し続けると言うことは不可能だということだ。この点に尽きる。
一方、社会主義、共産主義の壮大な実験が失敗に終わったと言う現実は動かしようのないことでもある。
ぼくたちは、大きくわけてもその2種類のシステムしか運営したことがない。将来の解法はいずれに偏ったものでもないだろうと思う。今ヨーロッパでは国家統合への壮大な実験が緒に就いた。これは、おおいに希望を抱かせる偉大な事業だと思う。来年はEUについて学習したいと思っている。
何を考えるにしても、過去に学ぶしかない。本邦や米帝の歴史に関してはもう飽き飽きしているので、取り敢えずやっかいな隣の帝国の歴史を学びなおそうと思う。
ぼくが学生の頃は、そんなに本がなかったので皆同じ本で学んだのだが、その後、どんな発展があったのかと繙いてはみたのだけれど、お寒い限りという感じがする。
ぼくが学生の頃は、まだまだ、ソビエト関連の書籍は沢山あったが、今は、影響力の低下に伴って、書籍類が激減し学びようがないじゃないかと言う気がする。
ぼくの頃は、どこの組織にも所属しない限り、ソビエト史に関しては、E・H・カー から入るのが順当なところだった。
ぼくの場合は、その後、ダンコースやウラムに学んだ程度だ。
社会主義の思想史的な展開については興味がありかなり突っ込んで学習したことはまたべつに書くことにするが、全くもってソビエトという国には興味がなかった。当時は、なにも真実が伝わってこないと感じたのだよ。今回手始めにと言うことで、新しいレーニン像を確認しておきたいと言うことで探してみたが、なかなかその後のてごろな良い本がない。
仕方がないので、Amazonの古書から
を選んでみた。これらはソビエト崩壊以後に書かれたものだ。
ロシア革命に関しては、ソールズベリーの「黒い夜 白い雪」がいきいきと活写していてこいつから入ると興味がわくと思う。ソールズベリーに関しては何度も読み返しているが、こんどもこいつから読み始めてみようという魂胆だ。
ソビエトに関しては、あとはすっ飛ばして、ゴルバチョフあたりは押さえたいと思う。
中国に関しても沢山の書籍があったのだが、今は、なんというかピンとくるモノが少ない。ここも、革命期に関しては、これまたソールズベリーがいいだろうと言うことで、ニューエンペラーは何度も読んだので、未読の「長征」をAmazonで買い求めた。
あと、比較的新しい
その後は、胡耀邦に関しては非常に関連書が少ないので、趙紫陽、天安門までいこうかと思う。
本邦の学習予定に関しては後日またまとめます。
新刊も沢山出るだろうからあくまで予定だけどね。
0 件のコメント:
コメントを投稿