さて、今回のモデルチェンジの目玉の4K動画の話にうつる。
4K動画とは、今までのハイビジョンの約9倍の細かなドットで細部まで描写出来ると言うことだね。8Kも視野に入ってきたけれどこれはもうとんでもないもので最早今の最新パソコンでも編集できないだろうしモニタも途轍もなくでかいものにしないと意味がないだろうと思う。
通称 | 画素数(横×縦) | アスペクト比(横:縦) | 画素数 |
HD ハイビジョン | 1280×720 | 16:9 | 921,600 |
フルHD(2K) フルハイビジョン | 1920×1080 | 16:9 | 2,073,600 |
4K ウルトラHD QFHD | 3840×2160 | 16:9 | 8,294,400 |
WQUXGA | 3840x2400 | 16:10 | 9,216,000 |
GH4 | 4096x2160 | 1.98:1 | 8,847,360 |
GH4 | 3840x2160 | 1.77:1 | 8,294,400 |
8K ウルトラHD スーパーハイビジョン | 7680×4320 | 16:9 | 33,177,600 |
800万画素のパラパラマンガが出来ると言うことだ。
・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
実は、驚いてもらわないといけないところだ。
なんだ、800万画素?ではない。今のハイビジョンが92万画素なんだ。おおかた10倍近い細密さがあると言うことなんだ。
ハッキリ言うとパラパラマンガの一枚一枚がちょっと前の高級コンデジの絵で写るというとんでもないことだ・・・もっと驚いてよ・・・っていっても動画から切り出しをしたことがあんまりないと分かんないかもしれないね。
Youtube や現行のパソコンのモニタではその性能を表現できないのはもちろん、ハイビジョンテレビでもだめだ。4K用のテレビがいる。
ぼくは4K動画のとれるカメラは、動画が綺麗なだけじゃなく写真も変えると思っていると言うことは、以前から何度も書いている。そのこころは以下の効能書きに書かれている。
動画から切り出した写真が鑑賞に堪えるものになると言うことだ。決定的瞬間などと言うものは狙い澄まして撮るものではなく、動画の中からなにを選び出すかに変わるのだと思う。ポスタークラスに引き延ばす必要がないのであれば800万画素もあれば充分使える絵が得られる。
下の絵は4K動画から切り出したもの。
流石にクリックしてみてもらえる約1/2倍で見ると暗所なのも相まってかなりノイズが目立つ静止画にはとても及ばないが縮小画では十二分な品質だ。
動画のプロパティでは、F3.5、SS1/30、ISO感度は解らない。
動画撮影のアシストもGH3由来のよく練れた機能だ。
MFアシストは残念ながら動画撮影中は効かない。これはPnPで効いてくれるとありがたいのだけれど現状ではかなわない。
あとは、種々の設定項目や外部デバイスが使えるという点で完全にプロの仕事に使える仕様となっている。
以上、GH4はプロが仕事で使う動画機の資格を持ったというべきだろう。あと特筆すべきはプロ用の入出力用の外部デバイスも用意されている。
アマチュアは手を出しにくいものだが優れた拡張機能だ。こういう外部デバイスも用意するとなると、接合部などのインターフェイスは当面変更がないだろうと思う。末長く使えるいい機械ができたのではないだろうか。