みなさんは、アレグサンダー・ハミルトンという政治家のことを憶えていますか?
ご存じかと問うた方がよいのかもしれないが・・・教科書の脚注にはあったのだろうと思うが・・・・遠い記憶のことなので定かではない。
ぼくの最も尊敬する政治家のひとりだ。
まぁ、実際の年代では100年ほど遡ることになるが、状況としては本邦の明治維新の頃のようなどさくさのような時のことだが、民主政治の先兵ともいうべきアメリカという近代国家の骨格を一から作り上げた中心人物だ。文字通り、アメリカを作った男だ。・・・考えられるか?・・・その男が決闘で死んだ。まるで、茶番劇のような人生だ。この数奇な人生を送った男の人生を大河ドラマのように追体験できるなどとは思わなかった。版元は増刷の意向がないようなので、是非とも電子化、文庫化されることを熱望する。
フェデラリスト関連の文書は岩波文庫にある
英文キンドル版はここ
Wikipedhiaによるとハミルトンはこういう男だ。
アレクサンダー・ハミルトン(Alexander Hamilton, 1755年1月11日 - 1804年7月12日)は、アメリカ合衆国建国の父の1人。日本語ではアレキサンダー・ハミルトン、アレグザンダー・ハミルトンとも表記される。政治家、憲法思想家、哲学者であり、アメリカ合衆国初期外交のリーダーであった。独立戦争の際には総司令官ジョージ・ワシントンの副官(砲兵将校、陸軍中佐)を務めた。
1787年のフィラデルフィア憲法制定会議の発案者で、アメリカ合衆国憲法の実際の起草者。アメリカ合衆国憲法コメンタリーの古典『ザ・フェデラリスト』の主執筆者。古き英国の法思想「法の支配」に基づくコモン・ロー化した憲法を生み出した、立憲主義の著名な思想家である。司法による違憲立法審査権の制度の理論は、ハミルトンによる。英国のアクトン卿は、ハミルトンを「バークを超える世界随一の天才」と過大な評価をしている。アメリカ合衆国の初代財務長官(在任:1789年9月11日 - 1795年1月31日)。陸軍少将。連邦党の党首。1801年、米国最古の日刊紙ニューヨーク・ポスト紙やバンク・オブ・ニューヨークを創業した。1804年、対立するアーロン・バーとの決闘で死去、49歳だった。
アレクサンダー・ハミルトン
出生地 ネイビス島(現在のセントクリストファー・ネイビス)
没年月日 1804年7月12日 (47歳 または 49歳)
死没地 ニューヨーク
所属政党 連邦党
初代 任期 1789年9月11日 - 1795年1月31日 元首 ジョージ・ワシントン
連合会議代議員 ニューヨーク州選出 任期 1788年 - 1789年
憲法制定会議代議員 ニューヨーク州選出 任期 1787年 - 1787年
ニューヨーク州議会代議員 ニューヨーク郡選出 任期 1787年 - 1788年
今、手元に下巻しかないが上中下3巻の詳細なものだ。まさに伝記で制度的な部分の理解は別途探す必要があるがそれも参照できる邦語文献は少ない。
アメリカ建国の歴史は政治を学ぶ宝庫とも言うべきものだが、一般書の邦語文献が少ない。
モリソンのアメリカ史も増刷されていない。
案外このあたりが楽しめるかも。
猿谷教授の本は考え方が美しいものが多い。
0 件のコメント:
コメントを投稿