彼は株価と政権支持率が一致しているという。
あまりにも強引な「為にする議論」なので、質問で懲らしめようと思ったけれど、先のおじさんの話だけで回答が長くて終わってしまった。(´・_・`)
こうんなふうに論争のためにするような話とか、人をバカにしたような話し方ばかりするから人寄せパンダみたいな使い方しかされないんだよ。
かれのことはテレビでちょっと見かけたくらいなのでよく知らなかったんだけど、大筋の話としては理解できなくもない。でも、いろんなことが自分のパフォーマンスのために引きつけたような印象を与えるのは下品で非常によろしくない。
今の金融主導の経済学に導かれた世界は、かれの言うとおりなんだよ。
その通りだと思う。
ただ、単純さを旨とする経済学でも、人は国境に制約されながらもをお金という主役がそれを無視するかのように振る舞っている現代では、いくら単純化しても難しくなってしまうのは仕方がない。でも、経済学が今のままでは論点が矮小化するばかりだ。ほんとに世の中を変えるような設計図が登場しなくなってから久しい。
ぼくは、今のところ、経済学に欠けているのはマネーの引力の法則だろうと思う。たとえ国家であろうとその上位組織であろうと制御できなくなった化け物を制御する技術が身につかない限り悲劇が繰り返され続けるのは間違いない。
ぼくは、どこに書いたかもう分からないけれど、経済は統制すべきというどちらかというと、昔で言うところの社会主義者系の考え方を持つ。金に支配される世の中などというものはイヤだという考え方だ。でも、20世紀の壮大な実験の結果、ぼくたちは、次のステージに上がる次元に到達していないと言うことが明らかになった。でも、それは現時点では失敗したと言うだけのことだ。
今後、全世界的な経済成長が見込まれる中、希少資源の争奪戦がマネーの論理だけで行われ続けると、何れ暴力を持って解決しようとする動機が生まれてくるのは火を見るよりも明らかだ。そんなことが起こってはいけないと思う。ぼくたちはそれを諦め眺めていなければならないのだろうか?そんなことはないと思いたいじゃないか。
こういう話も考えなければならない。別記事のために書いていたことだけどここに合わせておく。
金子の話で、原発に絡めてエネルギー革命は世の中のあり方を変えてしまうという話もあった。というような意味では、金子氏の経歴は知らないが、考えの方向が多少似ているところがあるのかもしれない。乱暴な男だけど少しは学ぶことのひょっとしたらあるのかもしれないとは思い出した。
それは、その通りの話なんだけど・・・そう振るとぼくは違う方向に考えが行ってしまう。
昨日、話に出なかったんだけど、アメリカがエネルギーを完全自給どころか有り余って供給できるようになると言うことは、アメリカの対外関与の方向が全然変わっちゃうと言うことになる。彼方此方に「力の真空」が出来るわけだよ。このインパクトは大きすぎるといって良い。なので、そんなこともあって、こないだここでギャディスが冷戦をロングピースといったよなぁとか言って、しみじみしていたわけだ。
もはや、海の外は形容しようもないの時代に突入している。
その「力の真空」に、近代的な統治手法を経ずに成り上がってくる新興権力が力を伸ばすわけだ。中華しかり、イスラムしかり、ヒンドゥーしかりだ・・・正直、彼らは手続き主義はおろか、話せば分かるという文化を持っているかどうかすら、彼らは発展途上なのでよく分からない。子供が成長したらどんな大人になるのか分からないのと同じだ。まぁ、その文明が、デモクラシー以上の統治手法を持っていないとは限らないけれど、まぁ、現状ではそんなことは期待できない。そう言う意味では、アメリカのリアリスト達の分析能力には本当に敬服する。ぼくは彼らがそれを口にしているときは、直近のリアルとは感じられなかった。 とまぁ・・・しきりに反省をしているわけだけど、本来、反省すべき人たちは、あまりにも、鈍感にすぎるんじゃないか?
あと、ぼくも高橋洋一の話を良く引用するけれど、経済学の上では、ひとえにデフレ脱却という一点に限った話だけのために引用してきた。それと政権中枢にいて官僚機構の手の内を知り尽くしていて公開してくれる人物として評価している。それ以外はそんなに好きな人じゃない。なんと言っても人を笑いものにする品性が下劣だ。ホント好きじゃない。
けど、ぼくもそのあたりはよくよく反省しなければならんと思います。
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