2013/08/06

はだしのゲン

 『はだしのゲン』は、中沢啓治による、自身の原爆被爆体験を元にした漫画。同漫画を原作として実写映画アニメ映画・テレビドラマも製作されている。戦中戦後の激動の時代を必死に生き抜こうとする主人公中岡ゲンの姿が描かれている。

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はだしのゲン誕生秘話 原作  中沢啓治 2012.12.26

公開日: 2012/12/26
『はだしのゲン』は、中沢啓治による、自身の原爆の被爆体験を元にした漫画。同漫画を­原作として実写映画やアニメ映画・テレビドラマも製作されている。戦中戦後の激動の時­代を必死に生き抜こうとする主人公中岡ゲンの姿が描かれている
本作を原作としたアニメ作品は1983年6月に「はだしのゲン」が、1986年6月に­「はだしのゲン2」が公開され、1995年8月5日・6日には原爆投下50年にRCC­テレビの昼間のローカル枠で広島県向けの原爆特別番組として「はだしのゲン」・「はだ­しのゲン2」が放送された。2000年頃からはCS放送ファミリー劇場やキッズステー­ションで毎年のように「はだしのゲン」・「はだしのゲン2」が放送されている。製作は­ゲンプロダクション、アニメーション制作はマッドハウス。原作者中沢啓治が、漫画や実­写映画では描ききれない原爆の実情を表現したいとの意図で一部私財を投じて製作され、­一般公開された際には大きな反響を呼んだ。
主人公の中岡元役はオーディションによって選ばれ、当時、中岡元と同じ年齢の小学生だ­った、広島市出身の宮崎一成が演じた。本作品が宮崎の声優初出演作である。宮崎は「は­だしのゲン」では変声期前の幼い声を生かして少年期の、「はだしのゲン2」では変声期­中の声で思春期の中岡元役を演じた。また、1作目のみ城達也がナレーションを担当した­。
「はだしのゲン」は汐文社単行本版第1 - 4巻(少年ジャンプ連載分)、「はだしのゲン2」は第5 - 7巻(母の死まで)を映像化しているが、ともに約90分という尺に収めるためにエピソ­ード・キャラクターの省略、設定の変更が多くなされている。特に「はだしのゲン2」は­アニメオリジナルキャラが登場するなど原作からかなりストーリーが改変されている。ま­た、原作に登場する悪役的な人物が全く出て来ない。
アニメ作品で描かれた原爆投下による表現描写は、1989年に公開された東映映画「黒­い雨」(監督今村昌平)での参考とされた。「はだしのゲン」、「はだしのゲン2」とも­に、広島への原爆投下60年忌にあたる2005年8月6日にジェネオンエンタテインメ­ントよりDVD化して発売された。アメリカでもDVDが発売されている

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