この話題はこちらで展開するのが筋だろうと思うので引っ越してくる。
あちらのブログで iChamaru では、かなり前からいわゆるリフレ派の政策を支持すると明言して彼らの言説を伝えようとしてきた。
今その政策を目の前にしているのだが、成果が上がっているようないないような非常に見通しの悪い状態が続いている。
本来なら、もう少しストレートに効果が出て良いようにも思えるが、どうも海外から安倍政権の経済運営能力が信用されているのかどうかというところが根っこのような気がする。
今、安倍政権が実施している経済政策をアメリカで諸手を挙げて支持する人たちの顔ぶれはというと、バーナンキでありクルーグマンであり、スティグリッツだ。彼らが安倍を支持するというのに違和感を感じないだろうか?彼らは真性リベラルだ。(バーナンキは微妙だけどね。)
WSJ のアベノミクスへの評価は日本版を見ていては分からない。彼らの論調は、以前の日本のように保守的な論調が根強い。
所謂リベラルがアベノミクスを支持するというのは、そんなに違和感がない。ただ、ウルトラナショナリストがリベラルの経済政策を実施していると言うことに何とも言いしれぬ違和感を感じる。・・・・本気なのだろうか?・・・・わかっているのか?・・・・という感じだ。
保守としての経済思想があるのかというと、このあたりも疑問だ。安倍の爺さんは、所謂、統制経済の人だ。わかりやすく言うと社会主義の人といってもいい。日本の保守と言われる人の中には、はっきりとこういう出自を持ち確固たる足場を感じさせるだけの重みのある人がいた。
果たして、今の安倍にそれだけの何かを感じさせるだけの何かがあるかと問われると困ってしまう。・・・よく分かんないのだ。
そういうはっきり言えない得体の知れない軽さに対する漠とした不安があるように感じさせるのは、経済政策全体に相反する要素が多すぎるためだと思う。
選挙も近いので、近いうちに時間をとってゆっくりまとめられる時間が出来れば書いてみたいと思うが、あらゆることが支離滅裂に動いている。これでは正常な金融政策に戻れたところで、全て相殺されてしまうのではないかという思いが強い。ぼくの思いは、海外が、今一歩、安倍の経済政策を信用してくれないのと同じ根っこなのではないかと思っている。だいいち、一番信用していないのは実は日本人じゃないのかとも思う。
ここで、この手の発言ははじめてなので言っておきます。ぼくは、本邦での所謂、保守には属しません。左翼にも属しません。米帝製の所謂リベラルに近い考えを持ちますが、かれらのお節介な性質には非常に違和感を感じているとだけ今日のところは申し上げておきます
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