どうもギターという楽器とベースという楽器は似て非なるものという気がしてきた。
べつに姿形大きさや、弦の太さ、音の高さの話をしているのではない。
演奏する人種の頭の中の構造が全く違うのだよ。
ぼくは、ロック系のギター入門者をおおかた40年もやってるのだけれど、ああ、これは違うことを考えてるなぁ・・・・とつくづく思うんだよね。
ギター入門者にとどまっていると、バッキングなどは、覚えておる決まったパターンから抜け出すことが出来なくてイディオムの蓄積だけが命という感じになってしまって、伴奏が本当に単調になりソロが回ってきたときだけ思いっきり前に出ようとする感じか・・・
ひきかえベースのあんちゃんは、いつも淡々とルートやコード音をくれてしっかり脱線しないように引っ張ってくれている。単音だけれどリズムとコード感を淡々と提供してくれている。ほんと迷子になりそうになったら、テンポはドラムもくれるんだけど、コードまでもはくれないから、ベースは本当に頼りになる。
要はギター入門者はリフやコードの押さえ方はわかってはいるが、そのコードの音の意味などは意識せずにかき鳴らしているだけなのだ。その点、ベーシストは常にコードを意識しているのだと最近気がついた。
おいおい・・・という話ではある。
全く困ったものだ・・・・・我ながら鈍いにもほどがある。
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