手持ちのGX7につけてみた。
やはりこっちの方がしっくりくる。
絵が良いかとか言うのは多分に主観的なものだし、ぼく自身はもうどのメーカーのカメラも画質の部分はどれを取っても不満は出ないんだろうと思う。
なかでも、 このGX7というカメラは、良く出来ていると思う。デザインは地味だ。性能は、パナのカメラの最高級機のGH4から4K動画を抜いたものと考えれば良いだろう。ほぼほぼ、ニコンやキヤノンの高級機と同等の機能を持つと言うことだ。この小さな目立たないカメラにフルスペックが詰まっている。なにもひけらかすことなどない。大人のカメラだ。
大人のカメラだというのにはわけがある。これは実際に自分のモノとして使ってみないとなかなか解らないのだが、気配りが行き届いていると言うことだ。全てが手にすっと収まり、あるべきものがあるべき所にあるということだ。これが実現できているカメラがなかなか無いのだよ。パナの開発陣は、よく考え抜いて作ったのだろうと感心させられる。
話は、カメラのことではない。レンズの話だ。
オリンパスの60mmと並べてみるとこういう感じだ。フードを納めてしまうとあんまり違わないように思える。
フードを伸ばすとだいぶ違ってしまう。
まぁ、一般的にはマクロレンズの使い方はクローズアップだけだと思われているのだろうけど、その点ではマイクロフォーサーズの2倍率というのはたいしたものだ。フルサイズではこの半分の大きさになる。一般的なイメージとは逆なんじゃないかと思うけどね。じつは、そういうことなんだ。パソコンモニターの等倍画像と実物を並べてみた。マイクロフォーサーズではこんな感じだ。
ワイワイ言ってるのがわかってもらえたかと思う。フルサイズ機では倍率がかからないので半分の大きさになる。
ただし、30mmであろうと、60mmであろうと、等倍と言えば等倍だ。拡大される大きさに大きな違いは無い。
上記は、上段がモニタの画像撮影距離は同じだ。画角は全然違う。下段がギリまでよった絵だ。60mmでもここまでしかよれない。なので30mmと60mmの拡大レンズとしての性能は似たようなものとなる。じゃ、なにが違うのかというと大きいのは被写体までの距離なんだよ。花などは逃げないからギリギリまで寄れるけど。昆虫などはそんなによると逃げちゃう。30mmで最大倍率で撮ると、殆どレンズが被写体にくっつきそうだけど。屋外でそんなことすると被写体が影になっちゃうのでそこまで寄れなかったりする。そんなところが一番大きな違いなんだ。こんな平べったい被写体ではパースのつきようもないし、レンズの歪み性能だけが露骨に出るんだ。歪曲率などはこういうときに効いてくる。
ただ、昨日も書いたように30mmマクロはあくまで広角レンズなので広角のクセを持つと言うことを忘れると期待通りの絵にならないと言うことを頭に入れておかなければならない。
それと、静止画しか撮らないというのであれば、GX7や30mmマクロの手ブレ補正能力はごく普通くらいなので、マクロ撮影には多少厳しめです。静止画ならオリンパスのE-M1以降の強力な手ブレ補正の方が確実に効きます。それと、マクロ撮影の微細なピント送りはピント環では行わずに体の前後動で調整します。その方が確実です。最後は前後動に集中します。
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