この製品の登場でうれしい点は、シャッターボタンの位置が変更された点だ。この件についてはここでは書いていないと思うけれど、価格コムでは何度か書き込んでわいわい言ってたのだよ。
価格コム
微ブレの原因 デザインが影響する?・・・マジか?(-_-;)
やっぱ逆でしょ?(´・_・`) シャッターボタンと前ダイヤル
ただ、グリップ形状まで大幅に変更になっている。これは困ったことだ。確かにA7の分リップはかまぼこ状で指のかかりが悪いので親指以外で引っかけて持つというのには適さない。今回は大きく前方にせり出させているので指に引っかけてぶら下げることが出来る使い勝手になっている。使い勝手は大幅に向上しているのではないかと思う。どちらかというとOM-Dに近い持った感じではないかと思う。
重量、外観についてだが、寸法的には厚みが増したことになるがそれはほとんどグリップの出っ張りが大きくなったのが原因だ。
α7
質量(g)(バッテリーと”メモリースティックPROデュオ”含む) 約474g
外形寸法 約126.9(幅)x94.4(高さ) x 48.2 (奥行き)mm
α7Ⅱ
質量 バッテリーと"メモリースティックPROデュオ"を含む 約599g
外形・寸法 約126.9(幅) x 95.7(高さ) x 59.7(奥行き)mm
ボディサイズはそんなに違わないという感じだ。よくこの中に手ぶれ補正機能を押し込んだものだ。100gの増加は手ぶれ補正機構分だろうけど、たかが100gだが、約20%増なのでこれは結構重く感じると思う。
今回モデルチェンジの目玉は、手ぶれ補正なのだが5軸だという。もれは子会社のオリンパスの技術だ。ボディ内手ぶれ補正はぼくの印象ではレンズ内手ぶれ補正よりも効きは劣るが、画質への影響は少ないのではないかと思っている。オリのボディ内5軸補正はレンズ内に勝るとも劣らない効き具合なのだ。これを搭載したのは正解だと思う、ソニーの同じボディ以内補正より格段に効き画質への影響はほとんど感じられない。
A7のモダン台であちこちでマウント分の強度が低いとの指摘を受けれど、それについてはA7sでマウント部の爪を工業プラ製から金属製の爪に切り替えるというのがソニーの回答のようだ。ぼくはA7でも問題は感じていないのだけれど、これはこれであれこれ言わさないための方策としては良いのではないかと思う。
その他のスペックはほとんど変わりないが、既存のユーザーにとっては使いにくい点を確実に潰してくれているので、確実な進化だと言っても良いと思う。
望遠系を使う人にとってはA7で他社レンズを使うのに手ぶれ補正が効かないというのは結構致命的なことだろうから、これでCNユーザーもフルサイズのサブ機として触手が動く人が増えてくるかもしれない。結構なことだ。
ただ、上の絵を見たらわかるようにマウント内径ギリギリまでチップが来ているのでOM-Dの効き具合をそのまま再現するほど空間的な余裕はないと思う。そして、m43の素子の4倍の素子面積なのでそれが軽々と動かせるかどうか・・・OM-Dほどの効きは期待しても厳しいと思う期待しすぎるのはやめておこう。
これで現行のA7系FEマウント系に対する大きな不満はなくなったのではないだろうか。ほぼ完成形のカメラが出来たことになるだろう。
ぼくは、フルサイズはあくまでサブなので、そう次から次に買い換えるわけにはいかないので今回は見送りかと思っている。
発売日は2014/12/5 20万円前後だという。
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