2014/07/29

ウィスコンシン学派 ウォルター・ラフィーバー

 先日、迂闊にもFBの方にあげてしまった。ラフィーバーのほんの件だが、この本はよい本なので是非とも読んで頂きたいと思っている。

 アメリカの外交史で、世間的に流布されていたソ連悪玉説に対し、アメリカのやり方も問題ありだよとニューレフトの立場から批判したのが、ウィスコンシン大学のウィリアム・アップルマン・ウィリアムズだった。学者としてはかなり勇気の要る学説だった。そのウイリアムズのもとに集まった連中をウィスコンシン学派とも修正主義学派ともいう。ウォルター・ラフィーバーもそのひとりなんだ。

彼にはこれ以前にも翻訳があるのだが、全訳ではなく戦後部分19章中後半の6章だけのものだ。

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 原書は1750年からレーガンまでを取り扱っているらしい。全訳でないことが惜しまれる名著だ。アメリカの対外関与を通観するにはもってこいの著作だけに惜しい。

 このような書籍が増刷不可能な状況はなんとか業界を挙げて打開してもらいたいものだ。気になる人はAmazonで古書を買うしかない。

 そのうち、多少、この学派の特徴的な主張についてまとめてみるかもしれない。


 時間があれば、沢山書きためておきたいことはあるのだが、如何せん目の前の商売上の障害を乗り越えることで精一杯なので身動きがとれないのが悔しい。

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