標準レンズラッシュである。
極めつけはツアイスのオータスだ。@450,000だという。あり得ない価格だ。生産は日本のコシナだそうだ。
ツアイスが作った、プラナーというレンズは典型的なダブルガウス構成で、
以来、50mmは左右対称のダブルガウスを旨とするという感じで、各社ともそれに従っていた。
なので、どれもそんなに違いがなかった。
しかし、流れは変わった。オータスはこんな感じだ。
今、オータスと比べられるのはもっぱらシグマの新しいレンズだが、これも非常に複雑なレンズ構成で意図しているものを読み解くのはむつかしい。
シグマ50mm/1.4
ニコンもソニーも対称型を大きく崩してきている。
ニコン 58mm/1.4
ソニー 55mm/1.8Z
フジノン56/1.2
それらしいのは少し前のソニーのものくらいだ。
ソニー 50/1.4Z
それに50mmに拘らないという感じの微妙なが画角が増えている。
準標準の35mmにしてもそうだ。フルサイズフォーマット以外ではフォーサーズの17mm、17.5mm、19mm、20mm、25mm、30mmと微妙に多彩だ。今後は従来のフルサイズの24mm、28mm、35mm、50mm、85mmと定番であった焦点距離というのもいずれ無くなっていくのかもしれない。それが良いことなのかどうかはわからない。ぼくは使用者の立場から見れば、良いことばかりでもないと思っている。
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