最近、若者が車に興味を持たないという。経済的にも持てないのかもしれない。
確かにそうだろうと思う。今の若い子は本当にかわいそうだ。
ぼくたちの頃は、車がないとそれも外車でないとデートも出来ないというほんとにバブリーな時代で、給料の半分くらいが車のローンで消えて、そのまた半分が車関係の諸費用で消え、そのまた半分がデートやらなんやらで消えてしまって、結局、今の若い子と同じで給料前などになればスカッピンで食生活は誠に質素なものだった。ぼくたちは、宵越しの金を持たない、お金など全部使っちゃっても何の心配も無い、貯金がなくとも平気というような本当に罰当たりな世代の馬鹿野郎だ。
そんな馬鹿野郎達の中でも、車をデートの道具などと考えない連中もいて、そんなやつは、こんなシンプルな車に本当にぞっこん惚れ込んだわけだ。何よりも、このじゃじゃ馬をなんとか乗りこなせるようになりたいそんな思いで車と付き合ったわけだね。ほんと、大馬鹿野郎だ・・・・でも、所詮、幸せなどというものは、そんなに大上段に構えた大層なものではないんだよ。ちっぽけなものなんだ。
ここに紹介する車は、親父の世代の車だが、ぼくたちの時代にあっても、未だ羨望の眼差しを向けられる特別な車だった。
美しさと言い、楽しさと言い、愛され方と言い日本が誇るべき稀代の銘車だと思う。
SR311 DATSUN FAIRLADY
次回はこいつかな・・・
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