2014/03/10

どうなってんだよ・・・まったく・・・

ここしばらく、あるSNSの各種掲示板にぼくの使っているツールの支援が出来ればと書き込みをしていたけど、もう止めにする。
 ネットの世界に踏み込んだのはインターネット以前のBBSの時代からだから結構長い。
 だけど、どうも最近のネットのコミュニケーションのとり方に馴染めない。BBSの頃は、情報を持っているヤツはあたかも神のような存在だった。職人の親方のようなものだ。そういう場所では、それなりのコミュニケーションの取り方があるし、納得できるものなのだが、最近のSNSでは、なにがなにやら全く解んないし、まじめに応えても、悪意を持った横やりが入ったり、茶化されたりするし全く気持ちが萎えてしまうよ。本人達は悪気はないのかもしれない。
 そのむかし、ネットの世界では無償で情報を公開してくれる人は神のような存在だった。情報を得た人は、提供者に敬意を持って対したものだ。提供者はそれをその労力を払う糧としたのだろうと思う。
 何よりも、通信費用が昔の固定電話費用+プロバイダの接続料だったので、昔の通信速度では、文字数自体も大変コストの掛かる単位だったんだ。プログラムの文字数も通信の文字数も大変高価なものだった。なので、役に立たない文章や長い要領を得ない文章はたちまち非難を浴びた。今では、画像はおろかHD動画が転送できるんだからね・・・昔は一文字ずつ、一行ずつ、転送されてくるのが見えて画面がゆっくりゆっくりスクロールするんだよ。その流れ方が・・・このソフトは凄いね。キレイに流れるねとか牧歌的な時代だった。画面は当然の如くこのブログのように白黒、黒バックに白文字だけ、もちろん、電話代を節約するために通信は夜間しか出来なかった。いろんなものがまだまだ貴重な時代だった。このあたりは、Windows が、出るかでないかの頃の話だ。
 ぼく自身、会社のシステム開発のためにデータベースの技術的な情報が必要だったのだけれど、今ほど情報がなかったし、出版物も数冊程度の極めて貧弱な閉じた世界だったので肝心な知識は、ほとんど富士通の運営するニフティサーブというBBSの会議室で得た。完全に独学だったのでほんとに沢山のことを学ばせてもらったが、ぼくは報いることが出来ない。なので、バカ話をしたり、オフ会を開催したり技術以外のところでお返ししているうちに、こちらにもスキルが付いてきて他の人に教えることも出来るようなった。ぼくは、データベースの原理原則に忠実な話ばかりで、原則に反することは一刀両断してしまうので「原理主義者」と呼ばれたものだ。そのような、なかば徒弟制度のような世界で育っので、ズブの素人にトンデモな内容で反論されることなど思いもよらないのだ。その世界では先輩に聞くには敬意を払って必ず学習してから返答するというのが最低限のマナーだったからだ。
 ところが今はもうなにがなんだか分かんない。あきれるというか唖然とするよ。
  それは、プログラマの世界でも同じようなもので、多分にプログラム自体は複雑化しているが、四捨五入はおろか、消費税の計算が合わないなどというのがゴロゴロしているらしいお粗末きわまりない世界になっているということだ。バグってもどこから手を付けて良いのか解らないと言うことも多いのではないかと思う。恐ろしい世界だ。四捨五入問題の混乱の根源にはM.S.がいる。所謂、=ROUND() これが表計算の使う局面ごとに挙動が違う。それはM.S.の使い方が間違ってはいないのだけど不味い。しかし、それに気づかない技術ライターなども多い。たぶん、原始的な言語で計算を書いた経験が少ないのだろう・・・・技評などにも何回も警告しているのだけど、解んないのか著者が間違ってないといってるのでO.K.とか訳のわかんない返事ばかりなので、もうなにも言わない。数値の丸め方は万国共通ではないということくらい知っておかなければならない。JISにも書いてある。
 話がいつものようにとんでもない方にきたが、そのSNSへの書き込みは今日をもって終わりにする。気分を悪くしてまで情報を提供する義理はない。
 つまんない世の中になったものだ。

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