ガキの頃のぼくは、実質 V.S.O.P に覚醒させられたようなもので、ジャズとは、真剣勝負のスリル感以外の何物でもないと思っていた。ハービーやウエインがSGIのメンバーだと知ったのはずっと後の話だ。まぁ、そのことはどうでも良い。
歌を聴くようになったのは、いつからだろうと思って考えてみると、やっぱ、ナタリーがスタンダードを歌い始めてからだと思う。
ナタリーは、若い頃はR&B、ポップスしか歌わなかった。
いつかジャズを歌って欲しい。歌ってくれるに違いないと長年恋い焦がれていた存在だった。
そりゃそうだろう。ナット・キング・コールの娘だ。期待するなという方が無理というもんだろう。
そんな彼女がスタンダード集を編んだ。
それもナット・キング・コール集だ。
完全無欠の直球勝負だった。
三球三振スイングアウトという感じだ。
彼女が歌えば、あらゆる歌が完璧なジャズになってしまう。
なんのテクニックも必要としない。
ため息さえジャズになるのかと感じた。
ぼくは、如何にもジャズ風という声より、彼女のような高めの可愛い声の方が好きだ。
彼女の話題は、その筋の連中と話をしてもあまり盛り上がらない。なぜかわからない。
完璧すぎるのか?
売れすぎたのか?
そんな事どうでもいいではないか。
ジャズの魂が零れ落ちるその刹那の・・・そのひとしずくの美しさに酔ってしまえばいい。
Unforgettable – Natalie Cole (1994/9/14)
1. The Very Thought Of You
THE VERY THOUGHT OF YOU LYRICS - NATALIE COLE
The very thought of you,
and I forget to do,
the little ordinary things
that everyone ought to do.
I’m living in a kind of daydream.
I’m happy as a king.
And foolish though it may seem
to me, that’s everything.
The mere idea of you,
the longing here for you…
You’ll never know how slow the moments go
‘til I’m near to you.
I see your face in every flower,
your eyes in stars above.
It’s just the thought of you,
the very thought of you,
my love.
The mere idea of you,
the longing here for you…
You’ll never know how slow the moments go
‘til I’m near to you
I see your face in every flower,
your eyes in stars above.
It’s just the thought the of you,
the very thought of you,
my love.
Writer: NOBLE, RAY
Lyrics © Warner/Chappell Music, Inc., WINDSWEPT HOLDINGS LLC, CARLIN AMERICA INC
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