2013/10/07

特定秘密保護法案:外部チェックなしでは濫用は防げない(三木由希子氏)

特定秘密保護法案:外部チェックなしでは濫用は防げない(三木由希子氏)

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公開日: 2013/09/21

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インタビューズ (2013年09月21日)
特定秘密保護法案
外部チェックなしでは濫用は防げない
インタビュー:三木由希子氏(情報公開クリアリングハウス理事長)
 「特定秘密保護法案」が、与党肝いりの法案として秋の臨時国会に提出が予定されている­。外交や防衛に関する業務を政府に委ねている以上、一定の秘密情報が生じることは避け­られないのかもしれない。しかし、情報の統制を認める法制度については、濫用や暴走を­防ぐための措置が十分にビルトインされていることを、しつこいほど確認する作業が必要­だ。一旦、制度が起ち上がれば、特定の情報が秘密に指定されたことの妥当性を確認する­ことが事実上不可能になるからだ。
 行政情報の情報公開に取り組むNPO情報公開クリアリングハウスの三木由希子理事長は­、現行の法案は特定秘密に指定される基準が不明確で恣意性の介在する余地が大きすぎる­こと、事故のチェックが可能になっていないことなどを理由に、このままこの法案が法制­化されれば、悪用、濫用が避けられないとの懸念を表明する。
 現行の特定秘密保護法案の問題点と、秘密保護法制の暴走や濫用を避けるために必要とな­る条件とは何かを、三木氏に聞いた。

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