首相、死亡女性に感謝状授与へ 横浜の踏切事故で

　首相のこの判断に異を唱えるつもりはない。すばらしいことだと思う。

　ぼくは、最近、ワイドショーもテレビニュースも見ないので詳しいことは知らない状況で一部テレビの報道番組を見て書いているだけで申し訳ないのだが、そうじゃないんじゃないかという気がしてならない。

　感謝状をあげるなんてことは当然のことで、感謝したのならそのあと、その感謝の気持ちをみんながどう受け止め引き受けていくかが問題なんだと思うんだ。もし、そう言う思いがあるのなら、当事者もマスコミもそのことをもっと報道するべきなんじゃないだろうか？

　改めて調べてみると国交省の発表によるとこういうことだ。

　故意の事故を除くとどれくらいになるのか分かんないけれど、この30年近くほとんど改善が進んでいないという結果だね。トヨタはよく訳のわかんないブレーキの問題で会社が潰れるんじゃないのと言う思いをした。そのトヨタでも200人以上が死んだと訴えられたわけではなかったと思う。

　やっぱり、本当に首相が彼女に感謝したというのなら、次席以下の人は、二の手を是非打ってもらいたいと思う。

　えー踏切なんていっぱいあるし無理なんじゃねぇの？　通るヤツが気をつけレやいいんだよってほっといたら、折角謝意を表してもその場限りで終わってしまう。

　リニアのような高度な技術の向上を目指すのも当たり前でもっとがんばって欲しいけれど、駅のホーム、踏切の安全技術というのは人の命に直結する技術で、完璧に安全な踏切システムなどが出来れば、人の命を直接守り目に見える形で、全世界中に販売出来る原発やリニア以上の画期的なものが出来るのではないだろうかと思う。そんな風に事故に関わるみんなが反省して今後のことを真剣に考え、形にしていくことこそが彼女の命に報いる唯一の道だと思う。