日本語の文字を見ていて気持ち悪くなる人・・・・それはあなたのせいではないかもしれない。ぼくは気持ち悪くなる事が多すぎて勘弁して欲しいというのが本音だ。
ぼくたちが、日常目にしている日本語の文字の並べ方には厳格なルールが存在する。これがあるから不安なく文章を読む事が出来る。
ところがだ、ネット上で目にする文字にはそのルールを厳格に当てはめる事が出来ないので、なんだか文字を見ているだけで不安な感じがする。
近年、活字の日本語の文字の並べ方は基本的にベタ組みを持って基本とされてきた。要するに原稿用紙のマス目に文字を置いていくような並べ方だ。
ただ、見出しなどの大きな文字などで、ベタで組むと間が抜けて見えるようなときは詰めて組む。でも、基本はベタ組みであった。
ただ、編集や組み版にパソコンが使われ出してから、詰め作業などが自由自在に行われるようになり、日本語フォントのプロポーショナル化など、上記ルールがドンドン崩れてくるようになる。
これはある種文化の危機である。
本来の日本文字がどうであったのかというと、活字文化のようなマス目に入れるような習慣はない。ただ漢文に関しては、マス目に従うような文字の並べ方をしていた。経典などはその典型である。
ややこしいのはその隙間に可変幅の仮名が交じるのだ。でも、日本語は縦に書いていたので幅というのは、どうでも良いと言えばどうでも良い事だった。問題は横に組むようになってからだ、確かに、本来、固定幅、可変幅の組み合わせなのだから揃ってなくてもいいのではないかというのも一理ある。(実は縦に組む場合でも仮名文字は結構問題がある。)
だれも仕切るヤツが居ない。
と言う事で仕切らないと仕事にならない人たちが独自に仕切った。
「JISX4051 日本語文書の組版方法 」
上記JIS規格に基づきW3Cの技術ノートがまとめられた
「日本語組版処理の要件(日本語版) JLreq」
これで、日本語の組み方も国際標準に一歩近づいた事になる。
リンク先を見た人や嫌んなったでしょ?(´・_・`)
ことほどさように文字の組み方という事はややこしい話なのである。
この話は、重箱の隅をつつく様な話にもなりかねないのだが、そこはぼくの事、ぶわーっと大ぐくりでまとめてみようかとも思ったりもしています。
この世界はややこしいよ・・・たかが文字を並べるだけだけど・・・・。(-_-;)
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