2015/04/28

LUMIX G MACRO 30mm / F2.8 発売さる!

待望のレンズが発売された。

フォーサーズ系では、フォーサーズの30mm、50mm、マイクロの45mm、60mmがマクロのラインナップだったわけでどれも素晴らしいものなのだが、フォーサーズの二本はマイクロでは、AFが使い難く、マイクロ系はどちらも愛用しているし素晴らしいのだが望遠なので気軽に使うには少々難ありだった。望遠マクロは撮影の難易度が高いのだ。絵も主題を浮き上がらすには良いが、マイクロの得手とする手軽に画面全域を複写するには向かない。

そこに待ち望まれた標準系のマクロの登場だ。と言っても30mmなので広角のクセを持っていてくれれば、ぼくの用途の複写的なテーブルフォトにはもってこいなのだ。ぼくのためのレンズのようなものだ。

マクロは、等倍まで拡大でき一般的に近接撮影に使用されるが、ここでマイクロフォーサーズの本領が発揮される。フォーサーズ系は素子サイズがフルサイズの1/4なので、二倍の倍率がここでもかかるのだよ。等倍=2倍だ。

普通に標準系としても拡大率が大きい上にもっと寄ればフルサイズの望遠マクロみたいな絵が撮れるのだ。

それだけではない。マクロレンズの使命はそれだけではなく、正確な複写も要求される。究極の厳しい条件を満たさないと認めてもらえない宿命がある。

この点でもパナは良い仕事をした。MTFを見てくれ、完全に条件を満たしている。


パナの看板、25mmでこの程度だ。


パナのレンズの名を確たるものにした無敵の切れ味の20mmでもこの程度。


流石に、45mmは、古いが標準域でもあるので優秀だ。


全てが、MTFで測れるなどとは言わない。しかし、マクロの画面全域の正確な複写性能では何をおいても先に要求される項目であることは間違いない。


http://panasonic.jp/dc/lens/lumix_g_macro_30/

現状では、EM-1かGX7との組み合わせがベストだろうね。


このテストでは、画面全域が等質に描写され、絞り込むと周辺部の画質の方が解像が良いことを表している。レンズなんて良いのは真ん中だけで、これは普通のことではない。開放からF8まで、画面全域を苦もなく描写するということだ。
http://www.ephotozine.com/article/panasonic-lumix-g-macro-30mm-f-2-8-asph--review-27274

事前情報で読み取る限りは、唯一、防塵防滴でないということが、ネイチャー系の写真家には責められるかもしれない。ぼくもそう思う。画竜点睛を欠くとはこのことだ。惜しい。


というようなことで、絶対欲しいんだよ。(≧∇≦)

いつものように、フォトヨドバシの見事な作例を引いて終わります。ほとんど、カメラマンの腕でレンズとはあまり関係ないけどね。歳食ってくると情緒的な扇情に弱くなってくるんだよな、困ったことだ。

http://photo.yodobashi.com/gear/panasonic/lens/gmacro3028.html

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