2014/02/27

「Illustratorドローイングテクニック200」 - ブライトルーム(編)

 しばらく触ってないのでもう勘が鈍ってはいるけど、ちょっと必要に迫られてPCで絵を描かなきゃならんことになってしまったのだけど、ぼくのADOBEのSUITE2はWin7の64bit には・・・対応していない・・・今更、OSのバージョンを落とすわけにもいかないし、Adobe Illustlator でしかお絵かきできない体なので仕方なく新しいクラウド版のSUITEに更新した。
 
 いくらパソコンの機械もソフトも良くなったとはいえ、パソコンで絵を描くことほどバカバカしく思えることはない。何もかもが直感的ではないのだ。定規各種と鉛筆、消しゴムの方が余程仕事は早いし楽しい。ただ、面倒なのは計算なんだ。そっちの方が時間がかかる。こいつがやっかいなのと図面の複写方法がないし、原稿が一個だけなので簡単に縮尺を買えることもできない。そんな利便性を考えると簡単な図面であってもPCで書かざるを得ないというようなわけだ。

 まぁ、ぼくがなんでこんなことで悩んでいるのかと言うことは、そのうちあっちに書くと思うので聞かないで欲しい。

 ぼくがADOBE製品を使い出したのは、ご多分に漏れず PhotoShop からだが、Psがウインドウズに対応してからなのでそんなに前のことじゃないと思ってはいたけどよく考えると随分時は経つ。当時は他にろくなビットマップ加工ツールがなかったのだが、今や、ツールは色々あるので代替はいくらでも可能なんだけど、ベクターツール特にベジェの書き方が他のツールではどうしても辛抱できないくらい書きづらい。

AI01

 ぼくの本筋で言えば、書かなきゃならんのはたいてい TI が書ければ良いんだけどそれはムリなので、簡単なプランやスケッチ、三面図 なわけで、正確さから言えばCADが使えた方が断然良いのだが、まぁ、入った流派が全然違うので全く手も足も出ない。いずれにしても、Aiのこのお手軽なカチッ、キュゥーって書き方に馴染んでいるので数値を打ち込んで絵を描くなど考えも及ばないしGUIを使った書き方のペジェの書き方のようなラフなものではないので肩が凝ってしょうがない。たが CAD使いに言わすと Ai などはお絵かきツールで作図ツールではないというだろうし事実その通りだとは思うけれど、書けないものは仕方がない。まぁ、メチャ面倒ではあるけれど、正確な作図もコツさえ飲み込めば出来なくなはい。非効率ではあるけれどね。

 まぁ、ぼくがやるのは、仕事でと言うわけでもないのだけれど小さなものの図なので、精度は0.01mm程度の精度は出しとかないと、実図を使って工作するので図面の線の太さの分が誤差となってしまう。普通そんなしごとはあんまり無いんだと思うけどね。・・・やっかいなことだ。


 ADOBEは、Macromedia買収時にFireworks という、ベクターとビットマップを混ぜて使えるソフトも手に入れたわけで、今も併売している。これはこれで1本でどちらの描画も出来るので便利は便利なんだけど、
FW

ペジェを書いていても、深く観察していないのでAiとFwのどこが違うかわかんないんだけど、何かしら違和感があって Fw でベクター線を引くことはない・・・・というような訳で、何でもかんでもAiで書かざるを得ないと言う体になってしまっている。ぼくの希望ではAiのビットマップ処理能力をもっと上げて欲しいと言うのが正直なところなんだけど、Ps使いの方が圧倒的に多いだろうからムリだろうね。いずれにしてもPs、Aiともにもう尋常じゃないくらい肥大化しているので起動にかかる時間だけでもイヤになる位だ。もうこれ以上機能アップなんか要らないし、起動時間だけでも何とかして欲しいと思うけど、わりととんぼりしたぼくでさえそう思うのだから、それだけで離れていった連中も多いのではないだろうか。思うんだけど最初にプラグインからフォントから何から何まで読み込んじゃうのは使い心地上得策ではないだろう。開く時の状況に応じて、読み込むものを替えた方が良いんじゃないだろうか。

 このまま、最後まで作図は、Aiいくんだろうか・・・いくんだろうなぁ・・・・(-_-;)

 新しいAiの作図上の新機能の目玉は、今まで使い道のなかった鉛筆機能が強化された点だと思う。
こいつと下のWindows8の機能が
上手くつながっていれば、最初の馴染みやすさは段違いになるだろうね。ラフな作画なら、ペジェに慣れてない人は、これで下書きして修正した方が早いかもしれない。ぼくは、正確な作図には向かないだろうから使わないと思うけどね。敷居はうんと低くなるだろうね。画期的だ。でも、このツールはベクターデータをペジェで作図するものなので本筋を外してはもともこもなくなると思うんだ。

 かく言うぼくも最初はAiのペジェの書き方にすぐに馴染めたわけではない。これはこれで難儀なものなので身につくまでは一苦労だし、ちょっとしたノウハウがないと手間ばかりかかっておまけに不正確で使い物にならんと言うようなことになってしまう。ぼくもいろんな参考書で学んだけど、次の本で基本的な作画の方法を学んでから自在に書けるようになった。その後も参考書籍は気になるので立ち読み程度はしているが、この本以上に役に立ちそうだと思う本には数冊しか出会っていない。ミュシャの絵をやってられる宮本さんだったと思うけどその人の本ぐらいだ。
 この本は、潔くも、線画の解説だけだ。でも、線画だけでもこれくらいのトレーニングは積まないと自在に作画できるようにならないことは覚悟すべきだ。正確な長さ角度の2本の平行線や直角線を即座に書くと言うことなどにさえ、テクニックがあるのだと思い知らされた。これを知ってると知らないのとでは大きな違いだ。

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Illustratorドローイングテクニック200 [単行本]
ブライトルーム(編)
 今のうちなら、中古で安く手に入るようだ。
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 入門時ほど「サルでも解る」なんて本は使わずに、遠回りに見えても、面白くも何ともないこういう基本的なことをしっかり押さえさしてくれる本を使うべきだと思う。

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