これは、実用性を完全に無視している。
曲がることだけを優先している。
もちろん、横に女を押せることなど眼中にない。
硬派だ・・・・シビれるぜ!
ステアリングはバイ・ワイアしか考えられない。その電子ギミックがなければ、まっすぐ走ることも困難が伴うだろう。
前輪のホイールハウスの大きさを見てくれ。切り代がほとんどない。少しの舵角を与えるだけで、路面に吸い付いたまま曲がるのだろう。操舵で曲がると言うより、操舵は切っ掛け似すぎず、車体が・・・前後のトレッドの差で曲がるということだろう。
これをドリフト状態に持ち込むのはかなりの腕前を要する。
少しハンドルを切るだけで強烈な横Gとともに、とんでもないスピードで苦も無く、スキール音さえ立てずに曲がっていくことだろう。
重量バランスは完全にテールヘビーだ。EV の強力なトルクがこの後輪荷重にかかると考えただけで、鳥肌が立つぜ・・・流石にウイリー状態にはならないだろうけどな・・・。
スポーツ走行にとって完璧な重量配分と低重心。
完璧なドライビングポジション。ラジコン並みの理想配分ではないのだろうか。
こいつは走りを楽しむためだけに生まれた機械だ。
ただ、サスのストロークだけはもう少し稼がなくては、すぐ底をついて破綻してしまうだろうから、もう少しとることになるのではないだろうか。
後部座席が余分だとも感じるが・・・バイクよりも定員が少ないというのは許されないのかもしれない。
市販化も視野に入れているという。・・・・とんでもない話だ。
「狂喜乱舞」とはこいつの登場のことを言う。
Nissan's BladeGlider to Debut at Tokyo Motor Show
ドライバーのシート移動だけは要らぬお世話だ。こいつは外してもっと軽量化して欲しい。
他に惜しいのは、今や郷愁を誘う燃料の匂いとエンジン音がしないことくらいだろうか・・・・とにかく素晴らしい仕事だ。
EVはインホイールのモーターというとんでもない可能性も秘めている。ハイブリッドなどやってる場合じゃないというのがぼくの判断だ。
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