2013/10/28

女の生きる道について

先日の、大津ジャズフェスでは森川七月ちゃんの動画を撮って編集しているのだけれど、もうすでに何本もの動画レポートが上がっているので、今回はお蔵入りとします。撮影してくれた方々に感謝します。



もっとみんなで頑張って応援しましょう!(≧∇≦)

まぁ、姉妹のステージを続けさまに4ステージおってみたわけだけど、いろいろ考えさせられる点が多い。

事務所に所属したままだと事務所が売りたい売り方というのがあってそれに従わざるを得ない。独立すると何から何まで自分でやる必要があるし、売れたとしてもたかがしれている。

まぁ、仕事をするにあたっても全く同じことだ。
不自由はあっても会社の看板を背負ってやるか。
自由奔放にできるけれど全責任を背負ってやるか。

各々の人生においてどちらが良いのかはわからない。
のちのち幸せだったと思えたら、選択は正しかったのだろうとは言える。
ただ、別の選択をしていたら・・・などと考えだすときりがない。

ぼくがお姉ちゃんを応援するのは、自分のやりたいことをやるとその点に関しては潔いところが好きなんです。選曲も、なんだか非常にマニアック。客層のオヤジのウケを狙ったりしない。
ぼくなんかも遠慮なく言う方だから、
「つぐめの持ち味は、しっとりと歌い込んだ時に出るから」
と何度言ってもガチャガチャした曲をやる・・・MCも、なんだか喋るようにはなってるけれど、まだまだ、おしゃべりの域を出ない・・・まぁ、この子は、人の言うことを聞くようなタマではないのはわかってるけどね。聞いてくれたのは、ようやく、最近になって日本語の歌をよく歌ってくれるようになったくらいだ。
この子は正直言って客のことよりも自分のしたいことがまだまだ勝ってるんだと思う。なかなかこの業界、こんなに媚びたところのないサバサバした感じを持ってる子は少ない。まぁ、そういう系がぼくの好みではあるんだけどね。

だから、一人で飲む時は女の子のいる店に行くことは少なくて、バーやパブで飲むようなことが多い。客の応対なんかしない村上春樹みたいなのが店長なら最高にいいのにと思うような辛気臭い臭い飲み方だ。義理でスナックに行っても、大抵、一人で飲めてカウンターの中に入って自由に酒が作れるそんな店しか行かない。と言っても大抵ロックで飲むので、することは氷を作るくらいだ。数年前などは、うるさく電話がかかってくるので、大きな氷を持って行って包丁で30分ほどかけて大きな丸いロック用の氷を作って、一杯だけのんで帰ったこともある。台所を使わせてもらう代わりに多少の洗い物や、氷のサービスくらいはする。他の客からは、何者だかよくわからないあやしい奴に見えるだろう。電話がよくかかるのは、ぼくが一人で行くと、何故だかその後にお客が続くのだそうだ。経験上確かにそれは言えてる。こっちにとっては、甚だ迷惑な話だ。ぼくの酒の飲み方はどうでも良い。

問題は、妹の方だ。
歌は確かにうますぎるくらい上手い。声も太くてジャズにむいた声だ。
場数で勝ってるんだろうけど、MCに関してもお姉ちゃんよもそつなくこなすし、先日のステージではステージの幅を使うようになってきているので、お客の受けも良くなるだろう。向けられた各カメラにもよく気を配っているのがわかる。そして、選曲も誰でも知ってる曲をそつなく選んでいる。バンドの演奏は、申し訳ないけれど可哀想というレベルだ。・・・なんとなくね、演歌のドサ回りの営業を思い浮かべてしまう。どんな伴奏でも、自分の力で聞かしてしまう。そういう力はついてくるのだろうとは思う。
たしかに、彼女は万事卒なくこなしている。
ただ、そんなステージが、楽しいかと問われると困ってしまうのだ。音楽全体がが全然活きていない。このままでは、若い彼女の枠以上には成長できないと思う。

ジャズというフィールドを選ぶということは、普通の人も耳の肥えたうるさい連中も入り乱れた客層を相手にするということだから、媚びたウケ狙いだけではいずれ限界が来る。人気など儚いものだ。長くこの道で生きて行くつもりなら、ぼちぼち、自分自身で歩ける道を模索した方がいいのではないかと思う。

いい才能を持っているだけに、非常に惜しいという感じがする。

その業界の話で言うと、ロックでブレイクしたチャーはアイドル路線に足を突っ込んで転けたし、上田正樹などもその口だ。むつかしい話だと思う。彼らは少しずらしてはいるけれど、立ち位置を元に戻している。最初に育ててくれた人たちは、本当に生涯ありがたいものだと思う。

これは、酔っ払って書いてるので上手くまとまりません。

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