2013/07/01

広角レンズのデフォルム

 広角レンズというものは初心者にとって扱いの難しいものなんです。

 記録的なスナップとかでは、広く写ってればそれでよしと言うことになるのですが、一歩踏み込むとどう使って良いのかよく分かんなかったり、撮ったけどなんか変?・・・と言うことになりがちです。

 広角レンズは樽型の歪曲があるとよく言われますが、これはあまり問題ではありません。

 広角レンズで撮影してものが変形して写る原因は大きく二つ。

 広角レンズは遠近感の強調が強く出ます。近づくと近いものほど大きく、遠いものほど小さく写ります。

 また、同じものを上下左右に並べると、平面的な被写体はそんなに変形しませんが、立体的な被写体は盛大に変形します。

広角

 要するに撮像面が平面なのでどうしようもないわけです。デジタル補正が進めば解決できるでしょうけれど、広角レンズの味を生かして上手く嘘をつくと言うことは出来なくなります。

 それはそれで問題です。・・・そんなの全然おもしろくない。

 広角でこのデフォルムを出さないためには出来るだけ引いて、被写体に正確に相対して撮像面を直角に保つ必要があります。傾くとそれだけで遠近感の強調が発生するわけです。

 車やぼくのフィールドの戦車や飛行機、特に問題になるのが建築物。これらを正確なフォルムで撮ろうとする、と製図の六面図のような構図でしか撮れないのです。その他の構図を選ぶとデフォルムが発生します。

 このあたりのことは、レンズの歪曲とは関係ありません。テストなどで言われる歪曲は平面のものを正確に相対して撮ったときにどれだけ正確に複写出来ているのかのテストです。初心者の方は誤解が多いようですがどのような歪曲の少ない広角レンズでもこのデフォルムは起こります。

 なので結婚式の集合写真などでは端っこの人は実際以上に太って写ります。スマートに写りたい人は真ん中近くに並びましょう。・・・但し、実際よりスマートに写るわけではありません・・・・あしからず。

 図は、「写真レンズの基礎と発展」小倉敏布 朝日ソノラマ 1995 を参考にしました。・・・・こんな図だったと思います・・・あやふやな記憶で申し訳ない。

 と言いながらも、実写例がないというのも・・・・なんか変ですか?・・・こないだここで書いた記事の補足を少しするつもりだったのですが・・・う~ん、面倒なことになってしまった。・・・・そんなピンポン球みたいなものあったけかなぁ・・・・(-_-;)

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